アメリカの友人と遊んだ

日本に来るたびに会いに来てくれるアメリカ人の友人がいる。今回は3回目だ。
最初は2007年頃、彼がまだYahoo! Inc.に在籍していたころ、仕事でよくやりとりをしていた。
今週末に来るんだけど会おうと急に連絡をもらい、慌てて準備した。

前から食べたいと言っていた和牛を出す焼肉屋を予約して、迎えに行くから今回はどこに泊まっているのか聞くとマンダリンオリエンタルホテルだという。それまで知らなかったが大変高級なホテルだ。着くとシックな雰囲気でセンスが良い。泊まっている客はほぼ外人だった。シリコンバレーのエンジニアは住む世界が違うようだ。

開放的で景色の良いスカイロビーに行くとすぐに彼が見つかる。慣れないハグをして再会を祝うと部屋に案内された。今回は奥さんと娘も一緒だった。娘はすごくシャイだった。近況を話し、今は独立して会社を起こしているらしい。前回会社作るんだよと話をしていたところだったので順調そうだ。

いい時間になったので焼肉屋に向かう。その日は真夏日ですごく暑かったのだが、なんと空調が故障してしまったらしく、炭火の熱もあいまって地獄のような暑さだった。店員が謝りに来てくれたが、同時にゲストである彼らにも申し訳ない気持ちで一杯でひたすら謝っていた。

食べ過ぎたから運動したいとのことだったので、電車で散歩がてらに銀座まで行って日本橋まで歩くことにした。歩きながらいろいろな話をしたと思う。今度は新幹線に乗って京都に行くらしい。
日曜は家に招待することにした。日本の食事を食べて欲しいのと、新居に越したのでぜひ招待したいと思っていたからだ。

翌日またホテルまで迎えに行き、家まで連れてきた。途中ペットショップに入って日本ならではの小さくて可愛らしい犬を見ては cute! cute! 連呼していた。娘も奥さんもこういう可愛いのが好きそうだった。
うちに入ると今度は fancy! fancy! とずっと言っていた。ご飯を食べ始めるとお米が気に入った様子で、普段日本のお米を炊いているが、全然違うという。うちは自分があまり米を食べないので安い無洗米だし、違いといえば炊飯器くらいしかない。炊き方が間違ってるのかもしれない。

食事は概ね気に入ってもらえた様子で良かった。何がしたいのか希望を聞いたら、どうやら何かある様子だったがあえて言わずに僕にインプットしないでお任せしたいとの事だった。逆に難しい。
自分が旅をするときに一番好きなのが現地のスーパーに行くことなので、普段使っているライフに連れて行くことにした。娘がめまいがするとの事だったので、薬を買い、お土産になりそうな商品を説明して回った。結局おーいお茶の茶葉とほうじ茶を買っていた。アメリカ人はスナックが好きそうだからせんべいを勧めたけれど買わなかった。
何が欲しいのかわからなかったので新宿に移動しハンズに向かった。とりあえず何でもあるから何かしら見つかるだろうと思ったからだ。

しかし下から順番に回っても通り過ぎるだけでなかなか興味を示すものはなかったようだった。疲れたので Afternoon Tea で休憩することにした。
そこではたくさんのものを見て疲れたと言っていた。何も買わなかったけれど見て回るのが好きみたいだった。夜から予定があるとのことだったので、いい時間になったところで見送った。
親切心で同じ電車で帰れるように改札まで案内しようとしたら、予想以上に遠く、10分ぐらい予定に遅れさせてしまった。申し訳ないことをした。

帰り際にはもっと英語を勉強するように、特に文法とか単語ね、と言われた。前回会った時は英語の上達に驚かれ、性格はオープンな感じになっただとか、すごくいい感じになったよなどとべた褒めされただけあって、今回はその時と比べてあまり進歩がなかったのかもしれない。もっと頑張らないといけないなと気持ちを新たにした。

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